一年生の皆さんへ、先日のアンケート結果を集計しました。
休校期間中も自粛生活で大変ですが引き続き社会状況を見ながら行動していきましょう。
1、課題の追加について
基礎看護技術Ⅴ食事 担当教員 正渡より
1⃣「解剖整理学」のテキストP64の図2-1を参照して消化器系の概観と名称を書いてきてください。
2⃣「解剖整理学」のテキストP463の図9-1を参照して皮膚と毛の構造と名称を書いてきてください。
記載する用紙はA4サイズの用紙であれば何でも構いません。
提出日は基礎看護技術Ⅴ1回目の授業(7月8日)とします。
提出物については単位認定試験時の加点対象とします。
課題の目的
解剖図を描くことによって、部位の名称及び体のどの位置に臓器があるかをイメージできるようにする。
名称の呼称について電子辞書を活用し専門用語の読み方を学習する。
課題取り組み時のポイント
消化器系を描くときは、食べたものが、どんな順番でどこを移動していくのかをイメージしながら書きましょう。
余力がある人については解剖図作成後、「看護形態機能学 生活行動からみるからだ」の「5章食べる」「10章お風呂に入る」を読んでみてください。
一つ一つの臓器が他の臓器と連携していることが分かると思います。
2、休み期間中おすすめの本等についての紹介
〇はなちゃんのみそ汁
あらすじ
乳癌を患う千恵(2008年に33歳で死去)の闘病とその最中に出産した娘のはな、夫の信吾の生活を綴ったブログ『早寝早起き玄米生活(ハンドルネーム:六本松さくら)』の書籍化作品。千恵の死後、西日本新聞社の記者であった、夫・安武信吾への取材に基づき、2009年に朝日新聞に紹介記事が掲載され、その反響を受け文藝春秋より2012年に出版された。千恵の死後も母に教わったみそ汁を作り続ける娘・はなのエピソードを含む。
〇余命1か月の花嫁
あらすじ
主人公である長島千恵は24歳ながら2007年(平成19年)4月にすでに末期の乳がんに冒されていた。宣告された余命は1ヶ月。しかし「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と取材に応じてくれた。彼女の最大の夢は「ウエディングドレスを着ること」であった。千恵の夢を叶えるため、彼女の恋人・赤須太郎との模擬結婚式を友人たちが計画し、2007年4月5日に婚姻届は出さずに結婚式を挙げる。そして模擬結婚式から1ヵ月後の5月6日に彼女は亡くなった。
〇君の膵臓を食べたい
あらすじ
「君の膵臓をたべたい」……主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。それは「僕」のクラスメイトである山内桜良(やまうち さくら)が綴っていた秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分には欠けている部分にそれぞれ憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。桜良は、恋人や友人を必要としない「僕」が、初めて関わり合いを持ちたい人に自分を選んでくれたことにより「初めて私自身として必要とされている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。
〇看護の力(岩波新書) 2012年 川島みどり著
人間誰もが持つ自然に治る力を引き出すこと.著者はこれこそが看護の営みの原点という.美味しく食べて,気持ちよく清潔に過ごし,ぐっすりと眠れるように……人間らしく生きる普通の暮らしを整えるケアとは何か.胃瘻や床ずれ対応のヒントに「下の世話」や代用入浴の心得など.現役看護師として60年,その心と技の心髄。
〇はたらく細胞
清水茜による日本の漫画。『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2015年3月号より連載中。2014年に行われた第27回少年シリウス新人賞の大賞を受賞した読切作品『細胞の話』を連載化したもの。作者初の連載作品。2016年宝島社『このマンガがすごい』7位。人間の体内にある細胞(主に免疫系の諸細胞が中心)を擬人化した作品。キャラは全て細胞名で統一されているため、名前はない(個体識別番号のみ)。病原体などはモンスター化・怪人化して描かれている。小説は苦手だけど漫画なら読める人におすすめです。
〇人魚の眠る家
あらすじ
夫の浮気で別居状態にあった和昌と薫子の夫婦は、娘の瑞穂の有名私立小学校の受験が終わったら離婚するつもりでいた。円満な関係をアピールするため、面接試験の予行演習を待っていたある日、薫子の母や妹たちとプールに行った瑞穂がプールの排水溝の網に指を突っ込んで抜けずに溺れてしまう。和昌と薫子は病院に駆けつけるが、集中治療室に運ばれた娘が脳死状態であることを告げられ医師から厳しい選択を迫られてしまう。もう二度と目を覚まさない瑞穂の臓器を提供するかどうか。他人を思いやれる心優しい我が子を思い2人は一度は臓器提供を決断するが、最期の日、瑞穂の手がかすかに動くのを薫子は目撃してしまう。薫子は判断を覆し臓器提供を拒み、そこから心臓は動き続けるが眠り続ける瑞穂を家族の協力のもと介護しつづける。和昌はIT系機器メーカーのハリマテクスを経営しており、人工呼吸器を外し人工知能呼吸コントロールシステムを装着する手術を瑞穂に受けさせる。さらに社員の協力で瑞穂の筋肉に電気信号を流し手足が動かせるようになり筋肉量も維持していく。そこから瑞穂の体調は良くなり、普通の子がただ眠っているような姿のまま成長していくが、脳死したはずの瑞穂が動くことに気持ち悪がる人間もおり、その偏見の目は瑞穂の弟・生人にまで及ぶ。家族は薫子を思い今まで違和感を口に出せずにいたが、瑞穂の死を受け入れなければならないと考えるようになる。そして瑞穂の体調も急激に悪化し始める。
〇甘々と稲妻
あらすじ
半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、コンビニ弁当での食事や外食ばかりの日々を送っていた。ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。彼女との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。そこで、小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけとして、3人で定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく。
コロナウイルスの影響で外出自粛が続いていますが、ネットを活用してゆっくり読書や映像鑑賞してみるのも色々視野が広がっていいと思います。